20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円29銭から109円53銭まで上昇して引けた。
米国の7-9月期GDP確定値が予想に一致したほか、11月コアPCE価格指数、個人所得や支出、12月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値が予想を上回ったほか、トランプ米大統領が中国の習国家主席と電話会談し、正式署名が近いことを確認すると、貿易リスクがさらに後退し、見通しが改善。
ドル買いに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは、1.1101ドルから1.1066ドルまで下落して引けた。
ユーロ・円は、121円19銭から121円38銭の安値圏でもみ合いとなった。
ポンド・ドルは、1.3080ドルまで上昇後、1.3006ドルまで反落。
英国の7-9月期GDP改定値が上方修正されたことや英下院がジョンソン首相が提出した欧州連合(EU)離脱関連法案の第1段階を通過したことを好感したポンド買いが一時優勢となった。
しかし、戻り高値からは英国の欧州連合(EU)離脱への不透明感がくすぶり売りに押された。
ドル・スイスは、0.9804フランから0.9830フランまで上昇した。
[経済指標]・米・7-9月期GDP確定値:前期比年率+2.1%(予想:+2.1%、改定値:+2.1%)・米・7-9月期個人消費確定値:前期比年率+3.2%(予想:+2.9%、改定値:+2.9%)・米・7-9月期価格指数確定値:前期比+1.8%(予想+1.8%、改定値+1.8%)・米・11月コアPCE価格指数:前年比+1.6%(予想:+1.5%、10月:+1.7%←+1.6%)・米・11月個人所得:前月比+0.5%(予想:+0.3%、10月:+0.1%←0.0%)・米・11月個人消費支出:前月比+0.4%(予想:+0.4%、10月:+0.3%)・米・12月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値99.3(予想:99.2、速報値:99.2)・米・12月ミシガン大学1年期待インフレ率確報値:+2.3%(速報値:2.4%)・米・12月ミシガン大学5−10年期待インフレ率確報値:+2.2%(速報値:2.3%)・カナダ・10月小売売上高:前月比‐1.2%(予想:+0.5%、9月:0%←-0.1%)・ユーロ圏・12月消費者信頼感指数:‐8.1(予想:-7.0、11月:-7.2)