[ブエノスアイレス 21日 ロイター] - アルゼンチンのカフィエロ官房長官は21日、同国のCNNラジオに対し、政府は財政を引き締めるため一連の「公共支出の調整」を行うと説明した。
同国議会では20日、フェルナンデス大統領が打ち出した緊急経済改革法案を下院と上院が相次いで承認した。
カフィエロ氏は「この法案の議会通過により、われわれは大統領が設定した目標に従って政権の方向性を定めるツールを入手した」と述べた。
その上で「政治的支出は調整する必要があり、その作業を進めている」と語り、「例えば、多数の顧問や公用車の合理化を行っている」と付け加えた。
同国では、裁判官や外交官への高額年金が議論されており、フェルナンデス大統領はこうした年金の廃止を目指すと表明している。