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欧州市場サマリー(15日)

発行済 2010-03-16 05:08

              1306GMT       12日 

ユーロ/ドル    1.3713      1.3761

ドル/円      90.690      90.460

ユーロ/円 124.34      124.48

 

              15日終値   前営業日終値

株 FT100 5593.85(‐31.80) 5625.65

  クセトラDAX     5903.56(‐41.55) 5945.11

金 現物午後値決め 1104.25 1106.25 

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(6月限)  99.245 (+0.000)  0.300(0.284)

独連邦債2年物 0.938(0.959)

独連邦債10年物(6月限) 122.69 (+0.13) 3.156(3.170)

独連邦債30年物   3.930(3.939)

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 <為替> ユーロが対ドルで下落している。対ギリシャ支援の議論に進展がみられな

いことが背景。

 ユーロ圏財務相はこの日、ブリュッセルで開かれる会合でギリシャに対する金融支援を

提供する方法で合意する見通し。ただフランスは、具体的な数値が示されることに対する

期待をけん制し、合意に達するまでには超えなければならないハードルは依然として存在

するとしている。

 

 <株式> ロンドン株式市場は反落。商品(コモディティ)相場の下落に伴い鉱山・エ

ネルギー株が売られたほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策発表を翌16日に

控えて慎重姿勢が広がるなか、銀行株が軟調となった。

 中国がインフレ抑制に向け一段の金融引き締めに動く可能性があるとの懸念が金属価格

を押し下げ、鉱山株に売りが出た。BHPビリトン、アントファガスタ

カザキミス、リオ・ティント、アングロ・アメリカンが1.5

―3.1%安。

 原油先物の下落を背景に大手石油が売られ、BPが0.1%安。ロイヤル・ダッ

チ・シェルが0.5%、BGグループが1.3%、それぞれ値下がりした。

 シーモア・ピアースが英銀3行の投資判断を「セル」で開始したことも要因となり、銀

行株が軟調となった。ロイズ・バンキング・グループが1.5%、バークレイズ

が0.9%それぞれ値下がりした。

 16日にFOMC声明、17日に日銀の金融政策発表を控えて慎重姿勢が広がったこと

も圧迫要因となった。

 ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)は0.4%上昇した。

 BスカイBは2.3%安。エボリューション証券がバリュエーションを理由に

投資判断を「ニュートラル」から「リデュース」に引き下げた。 

 携帯電話大手ボーダフォンと衛星運営インマルサットは利益確定の売り

で下落した。

 BTグループは1.1%上昇。シティグループが目標株価をこれまでの145ペ

ンスから150ペンスに、投資判断を「ホールド」から「バイ」に引き上げた。

 ディフェンシブ銘柄が選好され、公益事業・医薬品・食品小売・飲料株などが指数を下

支えた。

 欧州株式市場は反落。景気回復の弱さを示す統計が弱気材料となるなか、中国の金融政

策をめぐる不安で鉱山株が売られた。米金融改革法案への不透明感から金融株もさえなか

った。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は7.85ポイント(0.74%)安

の1051.12。2009年3月につけた過去最安値からは62%強上昇している。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は27.81ポイント(0.96%)安

の2870.55。

 ルーラント・リサーチ(フランクフルト)のストラテジスト、ハイノ・ルーラント氏は

「投資家は相場の強さに対する信頼感を若干失った」と指摘した。企業関連の目立った材

料も見当たらず、出来高は90日平均の72%程度だった。

 中国がインフレ抑制に向け引き続き流動性引き締めを行うとの見方が投資家の間で広が

るなか、ドル高要因なども加わり銅など金属価格が下落、鉱山株を圧迫した。

 アングロ・アメリカン、アントファガスタ、BHPビリトン

ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ、フレスニロ、カザキミス

、ロンミン、リオ・ティント、ベダンタ、エクストラータ

が1.4─3.4%安。

 原油価格が80ドル割れとなるなか、エネルギー株も軟調。トタル

BG、レプソル、スタトイルハイドロが0.8─2.3%安。

 金融株では、サンタンデール、ソシエテ・ジェネラル、クレディ・

アグリコル、ロイズ・バンキング・グループ、BNPパリバ

が1.5─2.5%安。

 <ユーロ圏債券> ギリシャ国債利回りが小幅上昇した。独政府報道官の発言で、ギリ

シャに対する具体的な救済措置発表が近いとの市場の観測が後退した。

 独財務省報道官は、この日のユーロ圏財務相会合はギリシャに関する決定を下さないだ

ろうとし、欧州通貨基金への出資の可能性についても協議しないと述べた。

 米株の下落を受けて独連邦債が上昇したこともあって、ギリシャ国債との利回り格差は

小幅拡大。10年物のギリシャ国債と独連邦債の利回り格差は前

営業日清算値307ベーシスポイント(bp)から309bpに拡大した。一時は300

bpまで縮小していた。

 INGの債券アナリスト、ウィルソン・チン氏は「市場の焦点は16日のアイルランド

国債入札に移りつつある。順調な入札が予想されるが、10年物の独連邦債との利回り格

差は129bp付近で安定的に推移している」と指摘した。

 アイルランドは約15億ユーロの5・10年債を起債する。

 1655GMT時点で、独連邦債先物6月限は前営業日の清算値から12ティ

ック高の122.68。

 独連邦債2年物利回りは1.6bp低下の0.948%。同10年物

利回りは1.5bp低下し3.154%。

 ムーディーズ・インベスターズ・サービスはこの日公表したリポートで、現在トリプル

Aとなっている国の格付けは安全と指摘した上で、リスクは増しているとの認識を示した。

米国、英国、フランス、ドイツに加え、スペインや、財政問題がそれほど深刻化してい

ないデンマーク、フィンランド、ノルウェー、スウェーデンについて、政府の財政管理状

況がトリプルA格付け維持のための重要な要素になるとの見方を示した。

 また、スペインの長期格付けは大幅に悪化したと指摘、一段の悪化が見込まれるとの見

方を示したが、市場は反応薄だった。

 前出のチン氏は「16日も米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちとなり、きょ

うと同じくかなり静かな取引となることが予想される」と述べた。

                        [東京 16日 ロイター]

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