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欧州市場サマリー(16日)

発行済 2010-03-17 04:24

              1313GMT       15日

ユーロ/ドル    1.3723      1.3673

ドル/円      90.500 90.520

ユーロ/円 124.18 123.78

 

              16日終値   前営業日終値

株 FT100 5620.43(+26.58) 5593.85

  クセトラDAX     5970.99(+67.43) 5903.56

金 現物午後値決め 1124.75 1104.25

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(6月限)  99.265 (+0.020)  0.298(0.300)

独連邦債2年物 0.874(0.938)

独連邦債10年物(6月限) 123.20 (+0.49) 3.129(3.156)

独連邦債30年物   3.879(3.930)

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 <為替> ドルが対ユーロや主要通貨バスケットで下落している。この日の米連邦公開

市場委員会(FOMC)で、連邦準備理事会(FRB)が異例の低金利を長期間維持する

方針をあらためて表明するとの見方から、リスク資産の買いが膨らんでいる。

 

 <株式> ロンドン株式市場は反発。ギリシャ財政問題に関する明るいニュースが報じ

られるなか、銀行やコモディティ(商品)株が値上がりした。

 ユーロ圏財務相は会合で、必要であればギリシャへの金融支援を迅速に実行することで

合意した。

 ギリシャのニュースに支援され、銀行株は前日の下げから戻した。

 HSBCやスタンダード・チャータードが高い。

 バークレイズは、モルガン・スタンレーによる目標株価引き上げや明るい見通

しを手がかりに2.5%上昇した。

 ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)は1.3%高。英紙フィ

ナンシャル・タイムズ(FT)は同日、複数の情報源を引用し、RBSが中核的自己資本

比率を高めるためバランスシートの再編に取り組んでおり、債務買い戻し計画を準備して

いると報じた。

 ドル安に支援され、原油先物が上昇するなか、石油株が買われた。

 BP、ケアン・エナジー、タロー・オイルは0.5─1.9%高。

 タロー・オイルは、シティグループによる目標株価引き上げでも押し上げられた。

 ロイヤル・ダッチ・シェルは1.3%高。原油・ガス生の増産計画を発表した。

 堅調な金属相場に追従し、鉱山株は前日の下げを取り戻した。

 ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ、ランドゴールド・リソーシズ

アントファガスタ、フレスニロは0.7─2.9%高。

 リオ・ティントは1.2%高。豪紙によると、同社と中国アルミ業公司(チャ

イナルコ)は、西アフリカ・ギニアの鉄鋼プロジェクトでの提携に向け協議を行っている。

 欧州株式市場は反発。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)によるギリシャの信

用格付け確認を好感した。また原油価格の急伸にともないエネルギー株に買いが入った。

 ユーロ圏財務相が15日、必要な場合にギリシャへの金融支援を迅速に実行することで

枠組み合意したことも投資家の安心材料となった。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は10.05ポイント(0.96%)

高の1061.17。一時1063.71の高値をつけた。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は35.38ポイント(1.23%)高

の2905.93。

 銀行株が上昇。BNPパリバが2.3%高、クレディ・スイス

2.7%高。クレディ・アグリコルは3.6%、バークレイズ

2.5%、それぞれ上昇した。

 石油輸出国機構(OPEC)の会合を前にドル安となるなか、米原油相場が上昇

し、エネルギー株を支援。ロイヤル・ダッチ・シェル、トタル、レプ

ソルなどが上昇した。 

 自動車株のルノーとダイムラーがともに2.3%高となった。英フィナンシ

ャル・タイムズ(FT)紙によると、2社は株式の持ち合いによる長期提携に向けて協議

している。  

 <ユーロ圏債券> 10年物ギリシャ国債利回りが低下。スタンダード&プアーズ

(S&P)が、ギリシャの長期ソブリン信用格付け「BBBプラス」および短期同格付け

「A―2」をそれぞれ確認するとともに、クレジットウオッチリストから外した。

 一方、アウトルックは「ネガティブ」とし、長期的には格下げする可能性を示唆した。

改革の勢いを中期的に維持するギリシャ政府の能力に対する見方を反映している。

 トレードウェブのデータによると、10年物ギリシャ国債利回り

6.17%まで低下した。S&Pの発表直前は6.29%前後で推移していた。

 独連邦債の利回り格差は315ベーシスポイント(bp)から303bpに縮小した。

 これに先立ち、同利回り格差は一時297bpまで縮小する場面があった。ただ、前日

のユーロ圏財務相会合が必要に応じてギリシャを支援する枠組みの合意にとどまり、それ

以上の具体策を提示しなかったことから、利回り格差の縮小にブレーキがかかっていた。

 ユーロ圏主要国の国債利回りも低下。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え米国債

価格が上昇したことに追随した。FOMCでは超低金利を「長期間」維持する方針があら

ためて示されると予想されている。

 ギリシャ以外のユーロ圏周辺国国債のスプレッドは小幅縮小した。

 CMAデータビジョンによると、ギリシャ国債のクレジット・デフォルト・スワップ

(CDS)スプレッドは290.5bpと、前日ニューヨーク市場の294bpから縮小

した。CDSスプレッド1bpは、債務1000万ユーロに対する保証料1000ユーロ

に相当する。

 1615GMT時点で、独連邦債先物6月限は14ティック高の122.86。

 独連邦債2年物利回りは2bp低下の0.919%。同10年物

利回りは1.5bp低下し3.140%。

 アイルランドは15億ユーロの国債を起債。今年の新規発行目標は半ばを過ぎた。

                        [東京 17日 ロイター]

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