[東京 8日 ロイター] - 原油先物価格は8日、米軍が駐留するイラクの空軍基地にイランが複数の弾道ミサイルを発射したことを受けて、バレル当たり3ドル近く急伸した。中東情勢のさらなる緊迫化によって石油供給が絶たれることへの懸念が強まっている。
0029GMT(日本時間午前9時29分)時点で、米WTI先物 (CLc1)は、1バレル=65.50ドルと3ドル(5%)近く急伸している。7日に1%近く下げたブレント先物 (LCOc1)はまだ取引されていない。
米国防総省は、イラクで米軍が主導する連合軍をイランが攻撃したと発表した。連合軍が駐留するイラク軍基地の少なくとも2カ所に対し、イランから十数発の弾道ミサイルが発射されたという。同省のホフマン報道官は、声明で「攻撃による初期の被害状況を調査している」と説明した。