[ロンドン 9日 ロイター] - 英国のラーブ外相は9日、イランが2015年の核合意に「著しく」違反しており、今後の対応を検討すると述べた。
イランは、革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官が米軍に殺害されたことを受けて、核合意からの逸脱をさらに進め、ウランの濃縮活動を無制限に進める方針を表明。外交筋によると、欧州諸国は依然として核合意を支持しているものの、姿勢を硬化させる可能性が高い。
ラーブ外相は「我々はもちろん核合意にコミットしている。だが、イランが先に講じた措置は著しい違反であり、次にどうすべきかを真剣に検討する段階に来た」と発言。「イランが(核合意を)再び完全に順守することを望む」と述べた。