1255GMT 16日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
17日終値 前営業日終値
株 FT100 5644.63(+24.20) 5620.43
クセトラDAX 6024.28(+53.29) 5970.99
金 現物午後値決め 1121.75 1124.75
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限) 99.280 (+0.020) 0.298(0.298)
独連邦債2年物 0.881(0.874)
独連邦債10年物(6月限) 123.13 (+0.27) 3.119(3.129)
独連邦債30年物 3.905(3.879)
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<為替> ドルが大半の主要通貨に対し下落している。米連邦準備理事会(FRB)は
前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、低金利の長期間維持を再表明した。
円も下落。日銀は金融政策決定会合で、新型オペの供給額を10兆円程度から20兆円
程度に引き上げることを決定した。
<株式> ロンドン株式市場は続伸。商品(コモディティ)・銀行株の上げがけん引し、
主要指数は終値で1年9カ月ぶり高値となった。米連邦準備理事会(FRB)が前日、長
期間の低金利維持を確認したことや、それを受けた市場心理改善で金属価格が上昇したこ
とが材料となった。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は2008年6月下旬以来の高値で引けた。
ブリューイン・ドルフィンの首席ストラテジスト、マイク・レンホフ氏は「FRBは2
つ好材料を提供した。1つは金利を据え置いたことだが、もう1つ非常に好感された点は
経済について明るい認識を示し始めたことだ」と述べた。
米連邦公開市場委員会(FOMC)声明のほかドル安も金属価格の上昇につながり、こ
れを背景に鉱山株が買われた。フレスニロ
ソーシズ
リオ・ティント
ルとギニアでの合弁事業について、リオ・ティントと協議中であることを確認した。 オ
リエンタル・モーニングポスト紙が、Lu Youqing副社長の発言として伝えた。
原油価格が1バレル=82ドルを上回って上昇するなか石油株も買いが優勢となった。
BGグループ
ル
銀行株では、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
イズ
当落ちとなったHSBC
欧州株式市場は続伸し1年5カ月ぶり高値で引けた。米連邦準備理事会(FRB)が前
日発表したFOMC声明で低金利を長期間維持する方針を確認したことを好感し、銀行株
や鉱山・エネルギー株に買いが入った。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は9.73ポイント(0.92%)高
の1070.90。これは2008年10月初旬以来の高値となる。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は25.38ポイント(0.87%)高
の2931.31。
投資家のリスク選好度を示す独DAX新VIX指数<.V1XI>は2.2%低下した。同指
数が低いほど、リスク選好度が高いことを示す。
銀行株の買いが目立った。サンタンデール
シエテ・ジェネラル
上昇した。
ウニクレディト
り、現金による配当を再開する方針を示した。
アイルランドの銀行も値上がりした。同国政府が近いうちに一段の救済措置を発表する
可能性があるとの期待が広がった。アライド・アイリッシュ・バンク
バンク・オブ・アイルランド
鉱山株も高い。FOMC声明を受けてドル安となるなか、金属相場が上昇した。アング
ロ・アメリカン
クストラータ
原油価格が1バレル=82ドルを超える水準に上昇し、エネルギー株を支援。石油輸出
国機構(OPEC)はこの日、ウィーンで開催した総会で生産目標を据え置くことで合意
した。
石油株ではBP
0.5―2.1%高となった。
<ユーロ圏債券> 新発債への堅調な需要に支えられ、独連邦債が上昇した。一方、ギ
リシャ国債は供給懸念から上げが一服した。
独政府は総額40億9000万ユーロの10年債を発行。発行総額の倍の応募があり、
堅調な需要があったことを裏付けた。
米国の2月の卸売物価指数(PPI)の総合指数が予想を上回って低下したことや、米
連邦準備理事会(FRB)が前日、政策金利を「長期間」ゼロ近辺に維持する方針をあら
ためて表明したことも、債券相場の支えとなった。
独連邦債先物
123.36まで上昇し、6月限
独連邦債2年物
一時、3月1日に付けたユーロ導入後の最低水準である0.820%に迫った。
同10年物
つけた。
前日、スタンダード&プアーズ(S&P)がギリシャの長期ソブリン信用格付け
「BBBプラス」を確認し、ギリシャが近い将来に格下げられるとの懸念が解消したこと
を受け上昇していたギリシャ国債はこの日は上げが一服した。ただ一時的に上値を伸ばす
場面もみられ、10年物ギリシャ国債
なか、同国債と独連邦債との利回り格差は一時的に293bpまで縮小、その後拡大に転
じた。
国債を発行したドイツとは対照的に、ポルトガルは2011年償還の3億ユーロの国債
を買い戻し、1年以内に償還期限を迎える表面利率の高い国債の流通量を減少させた。
[東京 18日 ロイター]