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欧州市場サマリー(18日)

発行済 2010-03-19 04:32

              1252GMT        17日

ユーロ/ドル    1.3675      1.3737

ドル/円      90.210      90.270

ユーロ/円 123.36      124.02

 

              18日終値   前営業日終値

株 FT100 5642.62(‐ 2.01) 5644.63

  クセトラDAX     6012.31(‐11.97) 6024.28

金 現物午後値決め 1122.75 1121.75

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(6月限)  99.265 (‐0.015)  0.293(0.298)

独連邦債2年物 0.907(0.881)

独連邦債10年物(6月限) 123.02 (‐0.14) 3.134(3.119)

独連邦債30年物   3.922(3.905)

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 <為替> ユーロが対ドルで下落。ギリシャが欧州連合(EU)から支援を得られる

見通しについて悲観的になっているとダウ・ジョーンズ(DJ)通信が報じたことを受

け、同国の債務問題の解決をめぐる不透明性が高まった。

 

 <株式> ロンドン株式市場は小反落。このところ上昇していた金融・鉱山株が売り

優勢となり、医薬品・エネルギー株の上げを相殺した。

 金融株では、バークレイズ、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RB

S)、ロイズ・バンキング・グループが1.8─3.6%値下がりした。

 ドル高を背景とした金属価格安を受け、鉱山株も連れ安となった。ベダンタ・リソーシ

、フレスニロ、カザキミス、アントファガスタ

1.7─2.4%値を下げた。

 BGCパートナーズのシニアパートナー、デビッド・ビュイク氏は「わたしはFT指数

が7月までに6000台に乗せるとみている。ただ、総選挙終了後に政府が借り入れ問題

に取り組み始めれば、年末は5350前後の水準になるかもしれない」と述べた。

 医薬品のグラクソ・スミスクラインは3.9%高と上げが目立った。ぜんそく

治療薬Advairの後発医薬品(ジェネリック医薬品)をめぐり、ノバルティス

米国での開発・販売権を放棄した。これを受け、競争が低下するとの見方が広まった。

 同業のアストラゼネカは0.5%、シャイアは1%、それぞれ値上がり

した。

 エネルギー株では、BGグループが1.5%高となったほか、BP

0.4%、ケアン・エナジーは1.5%、それぞれ上昇した。

 個別銘柄ではブリティッシュ・エアウェイズ(BA)が0.7%高。客室乗務

員のスト回避に向け労働組合が管理側との協議を再開した。

 ソシエテ・ジェネラルとUBSがBAの目標株価を引き上げたことも支援材料となった。

 新聞報道によるとBAとスペインのイベリア航空との経営統合は来週にも完

了の見込み。

 欧州株式市場は反落。ギリシャのナショナル銀行を中心に銀行株が売りられ、

相場を圧迫した。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は1.21ポイント(0.11%)安

の1069.69。取引レンジは1067.06─1073.73だった。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は17.57ポイント(0.60%)安

の2913.74。

 ウニクレディトのグローバル株式戦略主任のゲルハルト・シュワルツ氏は、「過去数週

間、相場は比較的堅調だったため、やや買い一服といった感がある。市場は目新しい材料

を待ち望んでいる。向こう数日はギリシャの状況が一段と注視されるだろう」と語った。

 銀行株の下げが目立った。ギリシャの財政状況をめぐる根強い懸念がセンチメントへの

圧迫要因となっている。

 ギリシャの銀行株は、同国の国際通貨基金(IMF)への支援要請の可能性をめぐるニ

ュースを受け下落した。

 ギリシャのパパコンスタンティヌ財務相はこの日ロイターに対し、ギリシャが近く国際

通貨基金(IMF)に財政支援を求める可能性があるとする報道は「ばかげた」ことだと

述べ、報道内容を否定した。

 ギリシャのナショナル銀行は6%安。引け後に発表された2009年通年の純利益は4

0%減少した。

 HSBC、サンタンデール、バークレイズ、BBVA

MC>、UBSも1.7─1.9%下落した。

 鉱山株は銅相場の下げに追随した。アントファガスタ、BHPビリ

トン、ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ、リオ・ティント

エクストラータは0.6─1.7%安。

 医薬品ロシュは逆行高。同社は、実験段階にある医薬品少なくとも7種類の売

り上げに対し強気な見通しを示した。

 <ユーロ圏債券> ギリシャ国債の利回りが上昇。独連邦債との利回りスプレッドが

拡大した。ギリシャが国際通貨基金

(IMF)に支援を要請する可能性があるとの観測が浮上し、ユーロ圏周辺国債の最近の

安定が揺らいだ。

 RIAキャピタル・マーケッツの金利ストラテジスト、ニック・スタメンコビッチ氏は

「ギリシャ、欧州連合(EU)、IMFの間で我慢比べが行われているかのようだ」とし、

「(関係者の)きょうのコメントで市場は再び不安定になり、不透明性が高まった」と

述べた。

 トレードウェブのデータによると、10年物独連邦債に対するギリシャ国債の利回りス

プレッドはこの日16ベーシスポイント(bp)上昇し

319bp。ギリシャ国債の利回りは6.3%を上回りほぼ1週間ぶり高水準となった。

 CMAデータビジョンによると、ギリシャの5年物クレジット・デフォルト・スワップ

(CDS)スプレッドは313bpと、前日ニューヨーク市場終値の287.7bpから

拡大した。CDSスプレッド1bpは、債務1000万ユーロに対する保証料1000ユ

ーロに相当する。

 ギリシャのCDSスプレッド拡大を背景に、SovX西欧15カ国CDS指数が67b

pから74.5bpに上昇した。イタリア、ポルトガル、スペインのCDSも上昇し、独

連邦債との利回り格差が拡大した。

 独連邦債先物の清算値は8ティック安の123.08。米債券市場が来週の大

規模入札を控えて軟調となり、連れ安となった。

 独連邦債10年物利回りは1bp近く上昇し、3.125%。同2年物

2YT=RR>利回りも0.5bp上昇し0.887%。

 フランスとスペインはこの日、総額126億4000万ユーロの国債入札を実施した。

                        [東京 19日 ロイター]

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