[シンガポール 3日 ロイター] - アジア時間の原油先物は下落。世界最大の需要国である中国で新型肺炎の感染が広がり、需要が落ち込むことが懸念されている。
航空各社が中国路線の運航を停止するなど、新型肺炎の影響は経済・企業活動に及んでいる。原油先物は前週まで4週連続で下げ、北海ブレント先物 (LCOc1)の1月の下落率は約12%と2018年11月以来、最大だった。
北海ブレント先物は0047GMT(日本時間午前9時47分)で0.79ドル(1.4%)安の1バレル=55.83ドル。
米WTI原油先物 (CLc1)は0.5ドル安の51.06ドル。一時50.42ドルまで下げた。
石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟産油国が、今週会合を開き、新型肺炎流行の原油需要への影響について協議するとの関係筋の情報もある。[nL4N2A20T7]