[東京 22日 ロイター] - アジア時間の原油先物は上昇。このまま推移すれば、4週連続で上昇となる。各国で新型コロナウイルス感染拡大防止のための制限措置が緩和され、燃料需要が回復していることなどが支援材料となっている。
0040GMT(日本時間午前9時40分)までに、北海ブレント原油先物 (LCOc1)は0.14ドル(0.4%)高の1バレル=36.20ドル。前日は約1%上昇。週間では10%超の上昇となる見込み。
米WTI原油先物 (CLc1)は0.05ドル(0.2%)高の33.97ドル。前日は1%超上昇。週間では約15%の上昇となる見込み。
データによると、新型コロナ対策としてのロックダウン(都市封鎖)措置が段階的に緩和されたことにより、世界の一部主要都市では交通量が1年前の水準に戻り、ガソリン需要が大幅に回復している。
また、先週の米原油在庫が増加予想に反して減少したこと、石油輸出国機構(OPEC)主導の協調減産が進んでいることも、原油相場の押し上げ要因になっている。