[メルボルン 4日 ロイター] - 原油先物価格は4日、反落している。主要産油国の協調減産を巡り、先行き不透明感が高まっていることが背景。
0157GMT(日本時間午前10時57分)時点で、ブレント先物 (LCOc1)は1%(0.41ドル)下落し、1バレル=39.38ドル。
米WTI先物 (CLc1)は、1.6%(0.61ドル)安の1バレル=36.68ドル。
サウジアラビアとロシアは、現行の協調減産を1カ月延長することで暫定的に合意した。関係筋が明らかにした。ただ、OPEC加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の会合の4日開催ではまだ合意にいたっていない。既存の合意を順守できない国への対応などが問題となり、開催がまだ決まっていないという。
ナショナル・オーストラリア銀行のコモディティリサーチ部門代表、ラックラン・ショー氏は、協調減産の継続で合意することはそう簡単ではないとの見方が広がっていると指摘した。