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欧州市場サマリー(7日)

発行済 2009-07-08 03:56
EUR/JPY
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BP
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     1336GMT       6日

ユーロ/ドル   1.3988      1.3974

ドル/円    95.200        95.360

ユーロ/円   133.15        133.27

              7日終値     前営業日終値

株 FT100 4187.00(‐ 7.91) 4194.91

  クセトラDAX     4598.19(‐53.63) 4651.82

金 現物午後値決め 924.00   924.5

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(9月限)  99.060 (+0.010)  0.465(0.505)

独連邦債2年物 1.223(1.224)

独連邦債10年物(9月限) 121.95 (‐0.01) 3.306(3.303)

独連邦債30年物   4.097(4.090)

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 <為替> ユーロが対ドル・円で上昇。5月のドイツ鉱工業受注指数が予想以上に上昇

したことで、景気回復への期待からリスク選好の動きが高まっている。

 <株式> ロンドン株式市場は小幅続落。石油株が軟調に推移したほか、弱い英鉱工業・

製造業生産指数と序盤の米株安が圧迫し、鉱山株の上昇を打ち消した。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は2カ月ぶりの安値で引けた。

 ETXキャピタルのシニアトレーダー、ミック・ミルズ氏は「商いが薄い。米株の下落

に加え、依然景気後退から脱却していないことを示す英鉱工業・製造業生産指数を受けて

値を消す展開になった」と述べた。

 英国立統計局(ONS)が発表した5月の鉱工業生産指数および製造業生産指数(いず

れも速報値)は、予想に反し前月比で低下した。

 軟調な米原油先物を背景に石油株に売りが出た。BPは0.2%上昇した

ものの、ガスのBGグループ、ロイヤル・ダッチ・シェル、ケアン・エナ

ジーは0.3―1.3%下落した。

 鉱山株は金属価格の安定化とセクターの再編期待を背景に上昇した。トレーダーによる

と、ブラジルのヴァーレによる10億ドルの資本調達について、アングロ・ア

メリカン買収に向けたエクストラータとの提携に充てられる可能性がある

との憶測が出ている。

 エクストラータは1.4%高。アングロ・アメリカンは0.1%下落した。ユーラシア

ン・ナチュラル・リソーシズ(ENRC)、リオ・ティント、アントフ

ァガスタ、ベダンタ・リソーシズ、カザキミスが1.7―2%上

昇した。

 銀行株はまちまち。バークレイズが1.1%、スタンダード・チャータード

(スタンチャート)が1.8%それぞれ上昇し、前日から一段高となった。スタ

ンチャートはゴールドマン・サックスが投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に引き

上げたことが支援した。

 一方、ロイズ・バンキング・グループ、ロイヤル・バンク・オブ・スコットラ

ンド(RBS)、HSBCは0.2―2.4%値を下げた。

 欧州株式市場は4営業日続落。公益・エネルギー株を中心に売りが優勢となった。企業

決算シーズンを控え神経質な取引が続いているほか、世界経済の回復ペースをめぐる懸念

が圧迫した。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は6.67ポイント(0.80%)安

の826.36。一時、840.27に上昇した。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は22.98ポイント(0.98%)安

の2320.90。

 公益株の下げが目立ち、GDFスエズ、エーオン、ナショナル・グ

リッド、セントリカが1.6─3.8%安。

 原油が2%下落し63ドルを割り込んだことに追従し、エネルギー株ではロイヤ

ル・ダッチ・シェル、トタル、ケアン・エナジー が1.1─

1.6%安。

 スペインの石油大手レプソルも1.6%安。関係筋によると、中国石油天然ガ

ス集団(CNPC)がレプソルのアルゼンチン部門の株式75%を最大145億ドルで取

得する可能性がある。

 レンズバーグ・シェパーズのリサーチ主任アンドリュー・ベル氏は「相場は値固めの局

面にある。相場を押し上げるには、企業決算の好転や経済回復・成長がさほど悪くない状

況からやや良好の状態に移行していることを示す材料が必要」と指摘した。

 経済協力開発機構(OECD)は、各国政府による早過ぎる景気刺激策の撤回は、経済

回復の芽を摘み取るリスクにつながるとし、政策主導の回復から自律的成長に移行するこ

とが最も重要だ、との見解を示した。

 ただ、5月のドイツ鉱工業受注指数は予想以上に上昇し、世界経済回復をめぐる期待を

下支えた。

 金融株は買われた。スタンダード・チャータード、バークレイーズ

BNPパリバ、ナティクシス 、コメルツ銀行は0.9─

2.9%高。

 <ユーロ圏債券> 下落。独連邦債先物は7週間ぶり高値から下落した。大規模入札を

背景に債券への逃避買いが後退した。

 この日は、オーストリア・イタリア・オランダが総額約140億ユーロの入札を実施し

た。

 オーストリアは20億ユーロの国債(2014・26年償還)の入札を実施。比較的小

規模だったことから長期債に堅調な需要がみられた。5年債の需要は前回の5月5日の入

札時の水準を若干下回った。

 オランダは62億ユーロの国債(2015年償還)、イタリアは55億ユーロの国債

(2025年償還債)の入札をそれぞれ実施した。

 1615GMT時点で、独連邦債先物9月限は121.75で終了した。一時

121.53の安値をつけた。引け後の取引では前日比13ティック安の121.83。

前日は7週間ぶり高値の122.00をつけた。

 独連邦債2年物利回りは前日終盤時点から0.5ベーシスポイント(bp)

上昇し1.229%となった。

 独連邦債10年物利回りは1.2bp上昇し3.315%。

 フランスは、今年の中・長期国債発行計画が予定よりも順調に進んでいることから、8

月6日に予定していた入札を取りやめることを明らかにした。同入札は9月に再開される。

この発表を受け、フランス国債と独連邦債の利回り格差は一時縮小した。

 この日発表された5月のドイツ鉱工業受注指数はほぼ2年ぶり強い伸びとなり、相場を

圧迫した。

              [東京 8日 ロイター]

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