1336GMT 6日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
7日終値 前営業日終値
株 FT100 4187.00(‐ 7.91) 4194.91
クセトラDAX 4598.19(‐53.63) 4651.82
金 現物午後値決め 924.00 924.5
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 99.060 (+0.010) 0.465(0.505)
独連邦債2年物 1.223(1.224)
独連邦債10年物(9月限) 121.95 (‐0.01) 3.306(3.303)
独連邦債30年物 4.097(4.090)
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<為替> ユーロが対ドル・円で上昇。5月のドイツ鉱工業受注指数が予想以上に上昇
したことで、景気回復への期待からリスク選好の動きが高まっている。
<株式> ロンドン株式市場は小幅続落。石油株が軟調に推移したほか、弱い英鉱工業・
製造業生産指数と序盤の米株安が圧迫し、鉱山株の上昇を打ち消した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は2カ月ぶりの安値で引けた。
ETXキャピタルのシニアトレーダー、ミック・ミルズ氏は「商いが薄い。米株の下落
に加え、依然景気後退から脱却していないことを示す英鉱工業・製造業生産指数を受けて
値を消す展開になった」と述べた。
英国立統計局(ONS)が発表した5月の鉱工業生産指数および製造業生産指数(いず
れも速報値)は、予想に反し前月比で低下した。
軟調な米原油先物
ものの、ガスのBGグループ
ジー
鉱山株は金属価格の安定化とセクターの再編期待を背景に上昇した。トレーダーによる
と、ブラジルのヴァーレ
メリカン
との憶測が出ている。
エクストラータは1.4%高。アングロ・アメリカンは0.1%下落した。ユーラシア
ン・ナチュラル・リソーシズ(ENRC)
ァガスタ
昇した。
銀行株はまちまち。バークレイズ
(スタンチャート)
ンチャートはゴールドマン・サックスが投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に引き
上げたことが支援した。
一方、ロイズ・バンキング・グループ
ンド(RBS)
欧州株式市場は4営業日続落。公益・エネルギー株を中心に売りが優勢となった。企業
決算シーズンを控え神経質な取引が続いているほか、世界経済の回復ペースをめぐる懸念
が圧迫した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は6.67ポイント(0.80%)安
の826.36。一時、840.27に上昇した。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は22.98ポイント(0.98%)安
の2320.90。
公益株の下げが目立ち、GDFスエズ
リッド
原油
ル・ダッチ・シェル
1.6%安。
スペインの石油大手レプソル
ス集団(CNPC)がレプソルのアルゼンチン部門の株式75%を最大145億ドルで取
得する可能性がある。
レンズバーグ・シェパーズのリサーチ主任アンドリュー・ベル氏は「相場は値固めの局
面にある。相場を押し上げるには、企業決算の好転や経済回復・成長がさほど悪くない状
況からやや良好の状態に移行していることを示す材料が必要」と指摘した。
経済協力開発機構(OECD)は、各国政府による早過ぎる景気刺激策の撤回は、経済
回復の芽を摘み取るリスクにつながるとし、政策主導の回復から自律的成長に移行するこ
とが最も重要だ、との見解を示した。
ただ、5月のドイツ鉱工業受注指数は予想以上に上昇し、世界経済回復をめぐる期待を
下支えた。
金融株は買われた。スタンダード・チャータード
BNPパリバ
2.9%高。
<ユーロ圏債券> 下落。独連邦債先物は7週間ぶり高値から下落した。大規模入札を
背景に債券への逃避買いが後退した。
この日は、オーストリア・イタリア・オランダが総額約140億ユーロの入札を実施し
た。
オーストリアは20億ユーロの国債(2014・26年償還)の入札を実施。比較的小
規模だったことから長期債に堅調な需要がみられた。5年債の需要は前回の5月5日の入
札時の水準を若干下回った。
オランダは62億ユーロの国債(2015年償還)、イタリアは55億ユーロの国債
(2025年償還債)の入札をそれぞれ実施した。
1615GMT時点で、独連邦債先物9月限
121.53の安値をつけた。引け後の取引では前日比13ティック安の121.83。
前日は7週間ぶり高値の122.00をつけた。
独連邦債2年物
上昇し1.229%となった。
独連邦債10年物
フランスは、今年の中・長期国債発行計画が予定よりも順調に進んでいることから、8
月6日に予定していた入札を取りやめることを明らかにした。同入札は9月に再開される。
この発表を受け、フランス国債と独連邦債の利回り格差は一時縮小した。
この日発表された5月のドイツ鉱工業受注指数はほぼ2年ぶり強い伸びとなり、相場を
圧迫した。
[東京 8日 ロイター]