[24日 ロイター] - エネルギーサービス会社ベーカー・ヒューズ (N:BKR)が発表した7月24日までの週の米国内石油・天然ガス掘削リグ稼働数は、前週比2基減の251基となり、1940年の統計開始以来の最低水準を12週連続で更新した。ただ、原油価格の持ち直しを背景に、石油リグの稼働数は3月以来の増加となった。
石油・天然ガスリグ稼働数は、前年同期比では695基(73%)減少している。
石油リグの稼働数は1基増の181基。天然ガスリグ稼働数は3基減の68基で、1987年の統計開始以来の低水準となった。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、原油価格は依然として年初の水準から約33%下落しているが、ロックダウン(都市封鎖)の解除に伴う景気回復への期待感から、米原油先物 (CLc1)は過去3カ月で118%上昇。1バレル=41ドル前後で推移している。
アナリストは、原油価格の上昇を背景に年内にリグ稼働数が増加に転じる可能性があるとみている。
チューダー・ピッカリング・ホルトのアナリストは、リグ稼働数が「近く底打ちし、第3・四半期後半にかけて徐々に増加する」との見方を示した。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200726T013453+0000