[東京 14日 ロイター] - アジア時間の原油先物相場はまちまち。米メキシコ湾岸に熱帯低気圧が接近していることから米原油先物は上昇しているが、中期的には燃料需要の減退と供給超過への懸念が強く上値は重い。
0050GMT(日本時間午前9時50分)現在、米原油先物は0.09ドル(0.2%)高の1バレル=37.42ドル。
北海ブレント先物は0.03ドル安の39.80ドル。
米国立ハリケーンセンター(NHC)によると、13日時点で熱帯低気圧「サリー」が米フロリダ州西岸沖合で勢力を強めつつあり、5段階分類で下から2番目の「カテゴリー2」のハリケーンに発達する見込み。
石油施設の操業が停止すれば通常は原油価格が上昇する。しかしANZリサーチはリポートで「米国で(夏の)ドライブシーズンがさえなかったため、市場は米国の需要について再検討している。また米製油所が点検で停止しており、原油需要は軟調に推移する可能性が高い」と指摘した。