[イスマイリア(エジプト) 7日 ロイター] - エジプトのスエズ運河で大型コンテナ船が3月に座礁した事故で、船を所有する日本企業とスエズ運河庁の賠償交渉が正式に合意したことを受け7日、運河内の湖に留め置かれていた船が100日ぶりに出航した。
現地では双方による署名式典が行われた。賠償額などの詳細については不明。運河庁は当初、9億ドル超の賠償を請求し、後に5億5000万ドルに減額したが、船主側が異議を唱えるなど、交渉は難航していた。
船主の正栄汽船(愛媛県今治市)は声明で、航行再開に向け「精力的に活動してくださったスエズ運河庁をはじめとする関係者の皆様に深く感謝」するとともに、航海の遅延が貨物に及ぼした影響について残念に思うと表明した。
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