[モスクワ/ロンドン 12日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」内で、サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)の対立緩和に向けた動きが進んでおらず、週内に会合が再開される公算が小さいことが関係筋の話で明らかになった。
サウジアラビアとUAEの対立が表面化したことで、OPECプラスは5日に再開する予定だった閣僚級会合を延期。対立緩和に向けた取り組みをロシアが主導している。
ただロシアのペスコフ大統領報道官はこの日、9日に行われた米ロ首脳の電話会談では、OPECプラスや国際原油価格は議題にならなかったと明らかにした。
サウジとオマーンはこの日、OPECプラス内の協力継続を呼び掛ける共同声明を発表した。