[カルガリー(加アルバータ州) 13日 ロイター] - 石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルは13日、地球温暖化対策の二酸化炭素(CO2)回収・貯留(CCS)事業をカナダ西部アルバータ州エドモントン近郊で立ち上げる計画を明らかにした。
2023年に最終投資判断を行う。実現が決まれば、事業は20年代半ばにスタートする見通しだ。
「ポラリスCCS」と呼ばれるこのプロジェクトは、CO2貯留可能量が3億トン。同州スコットフォードに建設されたシェルの製油所や化学工場から排出されるCO2を回収する。
事業の第1段階では、年間75万トンのCO2を回収・貯留。最大2000人の雇用を創出を見込む。 国際エネルギー機関(IEA)によると、CCSは世界各地で展開され、年間計約4000万トンのCO2が回収されている。