[ベルリン 18日 ロイター] - ドイツの自由民主党(FDP)は18日、連邦議会選挙(総選挙)で勝利を収めた中道左派の社会民主党(SPD)と緑の党と共に連立政権交渉を進めるという党指導部の決定を承認した。
緑の党とSPDはすでに交渉開始を承認している。党関係筋によると、3党による連立交渉は、クリスマスまでの政権発足を目指して21日から開始される可能性があるという。
連邦レベルで3党連立政権が誕生するのは初めてで、メルケル首相率いる16年間の保守政権に終止符を打つことになる。
ただ、企業寄りで知られるFDPのリンドナー党首は、これが左派移行の前兆にならないようにするとし、「中道政権」になると強調した。
連立政権は先月の総選挙で第1党となったSPDが主導し、同党党首のショルツ財務相がメルケル首相の後任となる可能性が高い。