(本文3段落目の脱字を補って再送します)
[ドバイ 31日 ロイター] - サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコが31日発表した第3・四半期決算は、利益が倍以上に拡大した。原油高と販売量の増加により利益はアナリスト予想を上回った。
2019年12月の上場以来最高の四半期決算となった。
決算発表を受けて株価は序盤の取引で1%近く上昇した。株価は今年に入り約9%上昇しており、時価総額は2兆ドルをわずかに上回る水準に達した。これは、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が新規株式公開(IPO)前に目指していた水準。
アラムコが証券当局に提出した資料によると、第3・四半期の純利益は304億ドルで、前年同期の118億ドルから増加した。アナリスト4人の純利益予想(中央値)は284億ドルだった。
アミン・ナセル最高経営責任者(CEO)は声明で「第3・四半期の非常に良好な業績は主要市場における経済活動の活発化、エネルギー需要の回復、および低コストの結果だ」と説明した。
キャッシュフローは287億ドルと124億ドルから増加した。第3・四半期の配当金についてはガイダンスに沿って188億ドルと発表した。