[9日 ロイター] - アラブ首長国連邦(UAE)のマズルーイ・エネルギー相は9日、同国は石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の合意や現行の生産調整の仕組みにコミットしていると表明した。
「UAEは、OPECプラスが原油市場にもたらしている価値を信頼している」とツイートした。
これより先、UAEのアルオタイバ駐米大使は、UAEは原油増産を支持しているとし、OPECに一段の増産を検討するよう働き掛ける方針を表明。これを受けて原油先物は急落した。
ブリンケン米国務長官もこの日、 UAEが増産を支持していると発言した。
OPECプラスは2020年の新型コロナウイルス流行開始を受け、大規模な協調減産を決定。昨年7月には、日量約580万バレルの減産解消を目指し、毎月日量40万バレルずつ縮小することを決めており、今年4月も同規模の増産を予定している。
米国は原油価格の高騰を受けて一段の増産を要求しているが、OPECプラス側は応じていない。
バイデン大統領は8日、ウクライナに侵攻したロシア産の原油や天然ガス、石炭の輸入を禁止すると発表した。
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