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原油先物は反発、UAEがOPECプラスの生産調整にコミット表明

発行済 2022-03-10 09:24
更新済 2022-03-10 09:28
© Reuters.  3月10日、アジア時間の原油先物は反発している。アラブ首長国連邦(UAE)のエネルギー相が、主要産油国の合意に基づく毎月日量40万バレルの増産にコミットしていると表明し

[メルボルン 10日 ロイター] - アジア時間の原油先物は反発している。アラブ首長国連邦(UAE)のエネルギー相が、主要産油国の合意に基づく毎月日量40万バレルの増産にコミットしていると表明したことが背景。

この数時間前にはUAE駐米大使が、同国はさらなる増産を支持していると述べていた。

2324GMT(日本時間午前8時24分)時点で、米WTI原油先物は1.53ドル(1.4%)高の1バレル=110.23ドル。取引開始直後には3ドル超値上がりする場面もあった。前日は12.5%安と昨年11月以来の大幅な下げを記録していた。

UAEのマズルーイ・エネルギー相は9日遅く、石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の合意や生産調整の仕組みにコミットしていると表明した。

© Reuters.  3月10日、アジア時間の原油先物は反発している。アラブ首長国連邦(UAE)のエネルギー相が、主要産油国の合意に基づく毎月日量40万バレルの増産にコミットしていると表明したことが背景。2月撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)


一方、同国のアルオタイバ駐米大使は、OPECに増産検討を働き掛ける方針を表明。これを受けて原油先物は急落していた。

UAEとサウジアラビアには余剰生産能力があるが、その他の一部のOPECプラス構成国は過去数年間のインフラ投資不足で生産目標の達成に苦戦しており、さらなる増産の余地は限られている。

コモンウェルス銀行のコモディティー(商品)アナリスト、ビベク・ダール氏は「このような状況でOPECプラスが増産するのは困難だろう」と述べた。

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