[10日 ロイター] - 原油先物は10日、値動きの激しい展開となる中、続落した。ロシアがエネルギー供給契約を履行すると表明したことが材料視されたほか、一部トレーダーの間からは、原油の需給逼迫懸念は行き過ぎという声が聞かれた。
北海ブレント先物の清算値は1.81ドル(1.6%)安の1バレル=109.33ドル。一時、6.5%上昇する場面もあった。米WTI先物も2.68ドル(2.5%)安の1バレル=106.02ドル。一時は5.7%上昇していた。
北海ブレント先物は8日に1バレル=139ドルを上抜け、約14年ぶりの高値を更新。9日には2020年4月以来およそ2年ぶりの大幅な下げを記録した。