[ニューデリー 11日 ロイター] - アジア時間の原油先物価格はほぼ横ばいで推移している。今週は上下に振れの大きな展開となったが、週間では昨年11月以来の大幅下落となる見込み。
0434GMT(日本時間午後1時34分)時点で北海ブレント先物は0.16ドル(0.15%)安の1バレル=109.17ドル。
米WTI原油先物は0.02ドル(0.02%)高の106.04ドル。前日は2.5%下落した。
今週はロシア産原油の禁輸、イランやベネズエラ、UAEによる追加供給、ウクライナでの戦闘激化などの観測で不安定な展開となった。ブレント先物は139.13ドルと14年ぶり高値に上昇する一方、週間では約7%安となる水準。、WTI先物も130.50ドルまで上昇したものの、週間では約8%安となる水準で推移している。
オアンダのアナリスト、ジェフリー・ハリー氏は「供給の混乱改善の材料が出れば、ブレントもWTIも1バレル=100ドルを大幅に下回る可能性がある」と述べた。
一方で、ネガティブなニュースが出れば115ドルを上回る水準を回復するとみられるという。