💎 今日の市場でもっとも健全な企業を見てみましょう完了

原油先物下落、先週からの下げ基調続く FOMCに注目

発行済 2022-03-14 11:58
更新済 2022-03-14 14:28
© Reuters.     アジア時間14日朝方の原油先物は、1バレル当たり約4ドル値下がりしている。写真は米パーミアン盆地の掘削現場、2019年11月撮影(2022年 ロイター/Angus Mordant)

[北京 14日 ロイター] - アジア時間14日の原油先物は、一時1バレル当たり約4ドル値下がりした。ウクライナでの停戦に向けた外交努力が進められているほか、今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)も意識され、先週からの下げ基調が続いている。

シャーマン米国務副長官は13日、ロシアはウクライナでの停戦について具体的協議を進めるのに前向きな兆しを見せていると発言した。

0351GMT(日本時間午後12時51分)現在、北海ブレント先物は3.05ドル(2.7%)安の1バレル=109.62ドル。米WTI先物は3.10ドル(2.8%)安の106.23ドル。

年初来では約40%値上がりしている。

ブレント先物は先週、週間ベースで4.8%下落した。WTI先物も週間で5.7%下げた。

ロシア政府のドミトリー・ペスコフ大統領報道官は13日、ロシアとウクライナの協議は現時点では行われていないが、14日に行われると述べた。ロシア通信(RIA)が報じた。

CMCマーケッツのアナリスト、ティナ・テン氏は「投資家は対ロシア制裁の影響を消化しつつある。停戦に向けた交渉の兆しも見られることから、原油価格は今週、軟化が続くかもしれない」と述べた。

© Reuters.     アジア時間14日朝方の原油先物は、1バレル当たり約4ドル値下がりしている。写真は米パーミアン盆地の掘削現場、2019年11月撮影(2022年 ロイター/Angus Mordant)

また「市場は2月から3月上旬にかけての供給逼迫を織り込み済みで、焦点は今週のFOMCに移りつつある。一段のドル高につながって商品価格を圧迫する可能性がある」とした。

INGの商品リサーチ責任者ウォーレン・パターソン氏は「中国の新型コロナウイルス感染者増加で需要を巡る懸念が高まる可能性もある」と指摘。「中国ではここ2年余りで最悪の感染拡大が起きている。深セン市は封鎖に入り、他の都市でも厳しい規制が導入されている」と述べた。

中国は1日当たりの新規感染者数が約2年ぶりの高水準に達している。本土で13日に確認された新規感染者は1437人。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます