[ロンドン 15日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)は15日に発表した月報で、2022年の石油需要について、ロシアによるウクライナ侵攻や原油価格の高騰に伴うインフレ率の上昇などの課題に直面するとした。ただ、今年の需要は堅調との見通しを変更するには至らなかった。
2022年の世界の原油需要は日量415万バレル増との予測を据え置いた。同時に「今後、世界経済に対する課題、中でも経済成長の減速やインフレの上昇、地政学的な混乱の継続は、様々な地域の石油需要に影響を与えるだろう」とも述べている。
世界の消費量が第3・四半期に日量1億バレルを突破するとの見通しも据え置いた。