[東京 16日 ロイター] - 経済産業省は16日、ガソリンなどの価格上昇を抑制するために行っている元売り各社への補助金について、17日から23日は1リットル当たり上限の25円を支給すると発表した。
この激変緩和措置制度は1月27日から実施している。原油価格の上昇を受けて上限である5円の支給が続いていたが、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて原油価格は高騰。4日に制度の拡充を決定し、上限を25円とした。
10日からは17.7円、17日からは早くも上限の25円の支給となった。
14日時点のレギュラーガソリン全国平均小売価格は前週調査と比べて0.6円高い1リットル当たり175.2円だった。10週連続で上昇している。政府は、元売りに補助金を支給することで、172円程度へ店頭価格を抑制することを狙っている。