[ワシントン 16日 ロイター] - バイデン米政権は16日、メキシコ湾岸地域にある2つの主要施設から液化天然ガス(LNG)を追加輸出することを許可したと明らかにした。ロシアのウクライナ軍事侵攻を受けてエネルギー不足に直面する欧州を支援する。
エネルギー省は、ルイジアナ州とテキサス州にあるシェニエール・エナジーのターミナルから、欧州など米国と自由貿易協定を結んでいない国や地域に1日当たり7億2000万立法フィートの輸出が可能になると説明した。
これまでは、このターミナルからの輸出はカナダ、メキシコ、オーストラリア、アジアや中東の一部の国など米国と自由貿易協定を締結している国に限られていた。
同省によると、稼働中の全ての国内LNG輸出事業は、米国の法律や政策で禁止されていない国であればどこでもLNGの輸出が可能になる。