[ベルリン 16日 ロイター] - ドイツのショルツ首相は16日、フィンランドが北大西洋条約機構(NATO)加盟に関心を示せば歓迎すると述べた。
ウクライナ侵攻以降、ロシアと長い国境を接するフィンランドでは、米国主導のNATO加盟が世論のテーマとなり、問題はより緊急性を増している。
ショルツ首相はフィンランドのマリン首相との共同会見で、フィンランドがNATO加盟を望めば支援するかと問われ、同国とNATOの間には既に協力関係があると指摘。「フィンランドの望みは常に歓迎される」と述べたが、それ以上の詳細には触れなかった。
マリン首相は、「NATO加盟を模索する可能性はある」と応じた。この動きは先月発表されている。
その上で、ドイツなどに対し、ロシア産の化石燃料購入を停止してロシアの戦争資金を絶つよう求め、「これを止めなければならない」と強調した。
ショルツ首相はウクライナ停戦とロシア軍撤退をあらためて求め、ドイツはロシア産原油とガスへの依存度低下を目指していると繰り返した。