[東京 17日 ロイター] - 岸田文雄首相は17日、サウジアラビアのムハンマド皇太子、ケニアのケニヤッタ大統領とそれぞれ電話会談を行い、サウジ皇太子との会談では原油増産の可能性について、両国の担当大臣が詳細を議論していくことで一致したと語った。
会談後、公邸で記者団に明らかにした。
首相はムハンマド皇太子との会談で「原油価格高騰対策で突っ込んだ議論を行った」としたうえで、原油市場の安定化などで協力を深化させていくことで一致したと述べた。
さらに「原油増産の可能性について議論した」とし、サウジの石油担当大臣と萩生田光一経産相が詳細を議論していくことで一致したという。
ケニヤッタ大統領とはウクライナ情勢で「緊密に連携し対応することを確認」。首相は国連安保理改革の必要性を訴え、両者が協力し改革努力を続けることを確認した。