[17日 ロイター] - 米モルガン・スタンレーは、世界の原油在庫の減少やロシア産油量の減少見通しを理由に、北海ブレント原油先物の価格見通しを引き上げ、第3・四半期は1バレル=120ドル、第4・四半期は110ドルとした。
従来見通しは両四半期とも100ドルだった。
モルガンSは16日付ノートで「在庫はすでに数年ぶりの低水準となっており、今後も石油価格に上昇圧力がかかる」と予想した。
ロシアの産油量見通しを日量100万バレル引き下げたことも明らかにした。
2023年の原油価格見通しも従来の95ドルから100ドルに上方修正した。
また、中国などでの新型コロナウイルス再拡大を理由に、22年の原油需要の伸び見通しを日量340万ドルとし、従来見通しの同400万バレルから引き下げた。