[北京 20日 ロイター] - 中国税関総署が20日に発表した1─2月の国別原油輸入統計によると、サウジアラビアが1461万トンで首位を回復した。日量ベースでは181万バレルで、前年同期の186万バレルを下回った。
昨年12月にサウジを抜いたロシアは、前年同期比9%減の1267万トンにとどまった。輸入枠縮小に伴う独立系石油精製業者の買い付け削減が響いた。日量ベースでも157万バレルと、前年同期の172万バレルから減少した。
ロシアの主要油種ESPOを巡っては、中国当局が税金逃れや輸入枠の違法取引の取り締まりをしており、独立系石油精製業者の需要が減退した。