💎 今日の市場でもっとも健全な企業を見てみましょう完了

カスピ海パイプラインの原油輸出急減も、悪天候で=ロシア高官

発行済 2022-03-23 10:59
更新済 2022-03-23 11:00
© Reuters. ロシア・エネルギー省のソロキン次官は22日、悪天候で港湾施設が損傷したため、カスピ海パイプライン・コンソーシアム(CPC)を経由する黒海からの原油輸出が最大で日量100万

[22日 ロイター] - ロシア・エネルギー省のソロキン次官は22日、悪天候で港湾施設が損傷したため、カスピ海パイプライン・コンソーシアム(CPC)を経由する黒海からの原油輸出が最大で日量100万バレル減少する可能性があるとの見方を示した。世界の原油生産の1%に相当する。

カザフスタンから黒海沿岸の港に原油を輸送するCPCパイプラインの運営会社はこれより先、ロシアの黒海地域で生じた悪天候により、CPCの荷役設備が損傷したと発表。

3カ所ある船舶停泊施設のうち1カ所が被害を受けたとした上で、残る2カ所は通常通り稼働できるため、輸出には影響しないことを願うとしていた。

ソロキン次官はその後、2カ所目も被害が判明するかもしれないと指摘。補修に最長2カ月かかる可能性があり、輸出が最大で日量100万バレル落ち込む恐れがあると述べた。

© Reuters. ロシア・エネルギー省のソロキン次官は22日、悪天候で港湾施設が損傷したため、カスピ海パイプライン・コンソーシアム(CPC)を経由する黒海からの原油輸出が最大で日量100万バレル減少する可能性があるとの見方を示した。写真はCPCのポンプ所。2017年10月、カザフスタンのアティラウで撮影(2022年 ロイター/Mariya Gordeyeva)

CPCパイプラインは世界の原油需要の1.2%に相当する日量120万バレル前後を輸送し、黒海沿岸にあるロシアのノボロシースク港から輸出している。パイプラインの輸送に大きな混乱が生じれば、原油供給が一段と逼迫することになる。

同パイプラインの原油の大部分はロシアとカザフスタン、米シェブロンなど石油大手が所有する。

シェブロンの広報担当者は「状況を精査している」と述べた。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます