(表記を手直しして再送します)
[23日 ロイター] - ロシアのノバク副首相は23日、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の一角が現行計画を上回る増産を提案したか承知していないと述べた。
OPECプラスは昨年8月から毎月日量40万バレルずつ協調減産幅を縮小しており、今月初めの会合でこの方針の維持を決定した。
ノバク氏は、ウクライナを巡り導入された対ロシア制裁措置を踏まえ、ロシアのOPECプラスに対する生産枠を調整する必要性について検討するのは時期尚早と指摘。ロシア企業は4月─5月頃にエネルギー供給などに対する支払いに困難が生じると予測していると述べた。
ロシアのプーチン大統領はこの日、「非友好国」にルーブル建てで天然ガスを売却し始める方針を表明。
ノバク氏はこれに関連して、欧米の対ロシア制裁措置で原油取引のドルとユーロでの決済に対する信頼が阻害されていると指摘。欧州がロシア産原油の輸入を停止すれば、市場の再構築が進むとの見方も示した。