[24日 ロイター] - 米国のグランホルムエネルギー長官は24日、市場の沈静化に向け、追加的な石油備蓄の協調放出が検討されていると明らかにした。
グランホルム長官は、国際エネルギー機関(IEA)本部で行った記者会見で「緊急備蓄を巡る協議が行われている。全ての手段が検討されている」と述べた。
IEAに加盟する米国などは今月1日、ロシアのウクライナ侵攻を受けた供給途絶に対応するため、備蓄石油6000万バレルを協調放出することで合意した。
北海ブレント先物はこの日の取引で1バレル=120ドル近辺で推移。前回の備蓄放出時の105ドルを大きく上回っている。