[アルマトイ 24日 ロイター] - カザフスタンのアクチュラコフ・エネルギー相は24日、カスピ海パイプライン・コンソーシアム(CPC)を経由する同国からの原油輸出を1カ月以内に再開する見通しを示した。テレビ局アタメケン・ビジネス・チャンネルに語った。
その間に一部の原油供給ルートをカスピ海のタンカー輸送やロシアのサマラや中国に向かうパイプラインに変更する可能性があるものの、CPC閉鎖による輸出減少分を十分に補うことはできないとの認識を示した。
CPC経由の原油輸出は、悪天候でロシアの黒海沿岸にある港湾設備が損傷したことで23日に完全に停止した。
CPCパイプラインは米石油大手シェブロンやエクソンモービルが一部所有する。アクチュラコフ氏によると、昨年の総輸出量6760万トンのうち5300万─5400万トンがカザフ産原油だった。