[ニューデリー 11日 ロイター] - インド消費者問題・食料・公的供給省のパンディ長官はロイターのインタビューで、ロシアのウクライナ侵攻で黒海周辺地域からの小麦供給が打撃を受ける中、インドの豊作と潤沢な在庫が世界的な需要を満たすことに寄与するとの見方を示した。
インドは世界2位の小麦生産国。南アジアや東南アジア、欧州、西アジア、北アフリカなどの需要に対応する準備が整っているという。
インドは新穀小麦の収穫期を迎えており、今年の生産高は過去最高の1億1132万トンとなる見通しだ。
政府は食品補助プログラムに少なくとも年間2500万トンの小麦備蓄を必要としている。昨年は国内農家から過去最高となる4334万トンを買い上げていた。