[11日 ロイター] - 米エネルギー情報局(EIA)が11日発表した6日までの1週間の米原油在庫は前週比850万バレル増と、市場予想の45万7000バレル減に反して大幅な在庫積み増しとなった。ガソリンは減少した。
過去最大規模となる700万バレルの石油備蓄の市場放出や輸出の減少が在庫増につながった。
一方、ガソリン在庫は360万バレル減少。同在庫は数週間前から減少傾向が続いており、ドライブシーズンが今後本格化するのを前に危険な兆候だとアナリストは指摘する。
みずほのエネルギー先物担当マネジングディレクター、ロバート・ヨーガー氏は「ドライブシーズンの開始まで3週間を切っているのに在庫管理はうまくいってない。ガソリン価格が(1ガロン当たり)5ドルに達する可能性は十分ある」と述べた。