[メルボルン 13日 ロイター] - 13日序盤の原油先物は堅調。ロシアからの燃料供給減少に対する懸念を受けた。一方、インフレと中国のロックダウン(都市封鎖)が世界的に成長を減速させるとの懸念を背景に週間では3週ぶりの下落となっている。
0008GMT(日本時間午前9時08分)時点で、北海ブレント先物は0.97ドル(0.9%)高の1バレル=108.42ドル、米WTI先物は1.00ドル(0.9%)高の107.13ドル。その後、双方ともに上げ幅は2ドルに達した。
欧州連合(EU)のロシア産原油禁輸措置が供給を圧迫するとの見方や、世界的な経済成長率低迷やインフレ、中国の新型コロナウイルス規制による需要減退への懸念から、市場は引き続き一進一退となっている。
コモンウェルス銀行のコモディティー(商品)担当アナリスト、ビベック・ダール氏は「需要懸念要因はかなり大きくなっている」と述べた。