[東京 13日 ロイター] - ENEOSホールディングスの斉藤猛社長は13日の決算会見で、日本政府が原則禁輸を決めたロシア産原油について、4月中に最後の荷受けをしたことを明らかにした。中東や他の地域で調達し、代替するという。
斉藤社長は、政府が禁輸を決める前から「レピュテーションリスクなどを考え、ロシアの石油会社と交渉して調達はやめた」と説明。ウクライナ侵攻前に契約していた分は、4月中に最後の荷を受領したと明らかにした。
ENEOSが調達している原油のうち、ロシア産は5%以下。斎藤社長は「中東、他地域から(代替)調達することにした」と述べた。