[オスロ 27日 ロイター] - ノルウェーの石油・ガス会社が2022年の投資予想を引き上げた。石油価格の上昇や優遇税制を受けて事業を拡大していることが背景。同国統計局が27日明らかにした。
22年の投資予想は1672億ノルウェークローネ(175億7000万ドル)。2月時点の予測1595億クローネから引き上げられた。
23年の投資予測は1306億クローネ。2月時点の1314億クローネから引き下げられたが、今後数四半期でさらに投資が計画されるため大幅に増額されるとみられている。
ノルウェー議会は20年、石油・ガス投資の促進に向けた一時的な優遇税制措置を可決した。優遇措置は今年で失効する。
統計局は「今年は非常に多数の開発・操業計画が政府に提出される見通しだ。大多数は12月になるだろう」と指摘。
ハンデルスバンケンによると、こうした投資は景気の押し上げ要因となり、ノルウェー中央銀行の利上げを後押しするとみられる。