[ミラノ 27日 ロイター] - イタリアのドラギ首相は27日、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談を行い、食料危機の回避に向け、ウクライナからの穀物などの輸出を可能にする方法などについて協議した。
イタリア首相府によると、両首脳はウクライナ東部で行われている戦闘の情勢についても協議。ドラギ氏は他の欧州連合(EU)加盟国と共にウクライナを支援していくと確約した。
ゼレンスキー氏は「燃料供給のほか、食料危機回避に向けた方策などについて協議した。港湾施設の封鎖を解除する必要がある」とツイッターに投稿。「パートナー国からの一段の防衛支援を期待している」
とした。
ドラギ氏は26日にロシアのプーチン大統領と食料危機回避に向けた方法などについて協議。ロシア大統領府によると、プーチン氏はロシアには世界的な食糧危機の解決に大きく貢献する用意があるが、貢献するのは西側諸国が制裁を解除した場合のみだとの考えを示した。