[プエルトエスコンディド(メキシコ) 30日 ロイター] - 米国立ハリケーンセンター(NHC)によると、今年初のハリケーン「アガサ」が30日午後、太平洋に面するメキシコ南岸に上陸した。今後北東方向に進む見込みで、複数の州で豪雨による洪水の恐れが出ている。
「アガサ」は今年初めて発生したハリケーンで、現状、5段階で4番目の強さの「カテゴリー2」。
メキシコのオワハカ州にある観光地プエルトアンヘル西方に上陸。その時点の最大風速は時速169キロだった。
メキシコの国家警備当局は30日、安全強化と社会支援のため、沿岸のゲレロ州、オワハカ州、チアパス州に部隊を派遣したと明らかにした。
地元当局者らは上陸前、オワハカ州に200カ所の避難所を設置したと発表。2万6000人を収容できるとした。
NHCによると、「アガサ」は5月にメキシコ沿岸に上陸したハリケーンとしては1949年の統計開始以来、最も強い。