[エルサレム 30日 ロイター] - イスラエルのラピド外相は30日、サウジアラビアとの国交正常化について、合意がまとまるまで「長く慎重な過程」になると予想した。ただ、実現可能との見解を示した。
イスラエルは2020年に米政府の仲介でアラブ首長国連邦(UAE)やバーレーンなどイスラム圏の4カ国と国交正常化で合意しており、この流れでサウジとも正常化を実現したい考え。
サウジはパレスチナ問題の解決が国交正常化の条件としている。
ラピド氏は軍のラジオ放送でサウジと合意がまとまっても20年のようなサプライズにはならず、「双方にとって長くて慎重な過程になるだろう。両国ともに安全保障上の国益がある」と語った。
この問題で米国や湾岸諸国の一部と連携しており、エジプトが重要な役割を果たしているとも述べた。