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原油先物3ドル下落、OPECプラス会合控え利益確定売り

発行済 2022-06-02 10:54
更新済 2022-06-02 11:00
© Reuters.     2日アジア時間序盤の原油先物は約3ドル下落した。写真は米パーミアン盆地の掘削現場、2019年11月撮影(2022年 ロイター/Angus Mordant)

[東京 2日 ロイター] - 2日アジア時間序盤の原油先物は約3ドル下落した。この日に開かれる主要生産国会合で増産維持が見込まれており、最近の上昇を受けて投資家が売りを出している。

0024GMT(日本時間午前9時24分)時点で、北海ブレント先物は2.76ドル(2.4%)安の1バレル=113.53ドル。前営業日は0.6%上昇した。

米WTI先物は2.89ドル(2.9%)安の112.37ドル。前日は0.5%高だった。

石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は2日に閣僚級会合を行う。

© Reuters.     2日アジア時間序盤の原油先物は約3ドル下落した。写真は米パーミアン盆地の掘削現場、2019年11月撮影(2022年 ロイター/Angus Mordant)

フジトミの斎藤和彦チーフアナリストによると、OPECプラス会合を控え、ドル高もあり、投資家は利益を確定させた。ロシアのラブロフ外相がサウジアラビアを訪問しており、OPECプラス会合でサプライズは見込まれないという。

斎藤氏は、世界的な供給不足が続いていること、欧米での燃料需要が旺盛なことから、会合後に相場は回復すると予想した。

関係筋によると、OPECプラスは世界市場が逼迫しているにもかかわらず毎月の小幅な増産を維持する見通し。

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