[シンガポール 2日 ロイター] - オーストラリアの2022年の小麦生産は、好天候による作付け面積増加を背景に3年連続の豊作が見込まれている。
IKONコモディティーズの推計によると、21/22年度に世界2位の小麦輸出国となったオーストラリアは、今年度の作付け面積が過去最高の約1445万ヘクタールだった。昨年の作付け面積は約1400万ヘクタールだった。
現時点で22/23年度の収穫量を見積もるのは時期尚早だが、アナリストやトレーダーは3000万─3500万トン程度になると予想。過去最高を記録した21/22年(3600万トン以上)とさほど変わらない水準になると見込まれている。
オーストラリア農業資源経済科学局のデータによると、過去10年間の国内小麦生産量は年平均2480万トンだった。