[5日 ロイター] - テニスの四大大会第2戦、全仏オープンで大会最多記録を更新する14回の優勝を成し遂げ、四大大会最多勝記録も22回に伸ばしたラファエル・ナダル(スペイン)に対し、各界から称賛の声が上がっている。
母国スペインの国王フェリペ6世は「疑いの余地なく、スペインの歴史上で最高のアスリート。試合後、私は彼に感謝した。スペインは長年にわたって彼に敬意を表する必要がある。ナダルはローランギャロス(全仏)の、そしてテニス界のキングだ」と絶賛。
四大大会7回制覇のマッツ・ビランデル氏は「ジョン・マッケンローは彼が負けることは決してないだろうと語ったが、それだけではない。この記録がグランドスラムで破られることは決してないだろう。1年に1回のどのスポーツイベントにおいても、この数字が破られるとは思えない」と全仏14回の優勝記録をたたえた。
元男子世界1位で、全豪オープンのセンターコート名にもなっているロッド・レーバー氏は「おめでとう。14回目の全仏優勝、22回目のメジャー制覇。非の打ち所がないパフォーマンスで過酷な2週間を締めくくった」と祝福した。
また、サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)で14回目の優勝を果たし、ナダルの好きなクラブであるレアル・マドリード(スペイン)は「歴史的な偉業、おめでとう。史上最高のテニスプレーヤーとして、偉大なマドリディスタ(レアルのサポーター)、名誉クラブメンバーの活躍を堪能できるのは光栄」と賛辞を贈った。
そして、同クラブ所属のマルコ・アセンシオが「(ナダルの全仏優勝回数とレアルのCL優勝回数である)14という数字。これは偶然か。私はそうは思わない。歴史的だ、ブラボー」とたたえると、チームメートのティボー・クルトワも「あなたはスポーツマンのかがみだ。おめでとう、チャンピオン」と称賛を惜しまなかった。