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ウクライナ穀物輸出再開、22日に合意文書に署名へ=トルコ大統領府

発行済 2022-07-22 05:36
更新済 2022-07-22 07:09
© Reuters. トルコのエルドアン大統領府は21日、同国とウクライナ、ロシア、国連のグテレス国連事務総長が22日にウクライナに滞留する穀物の輸出再開に向けた合意文書に署名すると発表した。

[イスタンブール/国連/ワシントン/キーウ 21日 ロイター] - トルコの大統領府は21日、ウクライナに滞留する穀物の輸出再開に向け、両国とロシア、国連のグテレス事務総長の4者が22日に合意文書に署名すると発表した。

トルコ政府によると、穀物輸出再開に向けた国連主導の計画は先週イスタンブールで行われた4者会談で大筋合意し、当該国による文書化が進められている。署名は22日1330GMT(日本時間22日午後10時半)からイスタンブールのドルマバフチェ宮殿で行われる予定という。

合意文書の署名についてロシア政府から確認は取れていない。

ウクライナ政府からも確認は取れていない。同国外務省は、穀物輸出再開に向けた国連主導の協議が22日にトルコで開催されると説明した。

© Reuters. トルコのエルドアン大統領府は21日、同国とウクライナ、ロシア、国連のグテレス国連事務総長が22日にウクライナに滞留する穀物の輸出再開に向けた合意文書に署名すると発表した。写真は2013年、ウクライナ・ミコライウで撮影(2022年 ロイター/Vincent Mundy//File Photo)

ウクライナのビソツキー農業食料第1次官は、安全を確保できればすぐに輸出を再開できるとの認識を示した。

米国務省のプライス報道官は、ウクライナの黒海からの穀物輸出再開に向けた進展を歓迎。同時に「このような状況に陥るべきではなかったはずだ」とし、「食料を武器にするというロシアの意図的な決定だった」と非難した。

その上で「合意を実行に移すことが重要で、米国はパートナー国と連携し、実施に向けた責任をロシアに負わせる」と述べた。

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