[北京 22日 ロイター] - 中国外務省の汪文斌報道官は22日の定例会見で、日本の2022年版防衛白書に断固として反対すると表明、日本側に厳重に抗議したことを明らかにした。
報道官は「日本の防衛白書は、中国の国防政策、市場経済動向、正当な海上活動を非難し、中傷している」と表明。「いわゆる中国の脅威を誇張した」とし、台湾問題について中国の内政に介入したと批判した。
「中国は強烈な不満と断固とした反対を表明し、日本側に厳重に抗議した」と発言。防衛白書に防衛予算増額や反撃能力への言及があったことに触れ「日本側は近隣の安全保障上の脅威を誇張し、強力な軍備を整える口実を探す誤った慣行を直ちに止めるべきだ」と述べた。