[ドバイ 25日 ロイター] - イランのエスラミ原子力庁長官は25日、2015年のイラン核合意が立て直されるまで、国際原子力機関(IAEA)が設置した監視カメラの機能を停止させたままにすると表明した。
IAEA理事会は6月、イランに対する非難決議を賛成多数で採択。これを受け、イランはIAEAの監視カメラ27台などの機器を撤去したと通知していた。
IAEAのグロッシ事務局長は22日に内容が公表されたインタビューで、イランの核開発計画は急速に進展しており、IAEAは実態を限定的にしか把握できていないと指摘。イラン外務省報道官はこれについて、グロッシ氏はイランの核計画について「不公平で非建設的な」見解を持っていると非難した。