[シンガポール 15日 ロイター] - 中国国家統計局が15日発表した7月の石油精製量は前年比8.8%減の5321万トン(日量1253万バレル)で、2020年3月以来の低水準だった。一部の国有精製所が予定外の操業停止となったほか、独立系精製業者もマージン低下で生産を縮小した。
6月の精製量(日量)は1337万バレルだった。
1─7月の精製量は3億8027万トン(日量1309万バレル)で、前年比6.3%減。
中国石化上海石油化工などの大規模国有精製所で操業停止が長引いたことが全体の生産に影響した。
独立系精製業者の生産もマージン低下とともに7月下旬から減少傾向が始まった。政府が新たな税務調査の準備を進めているため、今後数カ月は生産量にさらなる減少圧力がかかる可能性がある。